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回復期⑪ [急性脳症]

2014年2月18日(入院22日目)
(小児病棟での記録)
この日は、前日撮ったMRIの結果説明を受ける日だった。

8時40分
注射(ヒルトニン)。

10時50分
リハビリセンターへ行く。
受付のオバちゃんと看護士さんに「カワイイねぇ~!」 とチョット人気者。

15時00分
主治医からカンファレンスルームに呼ばれ、MRIの説明を受ける。
この時はリンリンを保育士さんに預け、ボクとヨメ・主治医と補助の先生の計4人だった。
リンリンのMRI(画像)を前に説明が始まった。
・やはり脳の委縮が認められる。
・左前頭葉の一部を中心に、全体的に委縮している。
・ただ委縮はすでに止まっている感じ。
・脳の炎症は完全に治まっています。
・知的な後遺症(言語・発語・理解)はあるだろう。
・身体的な障害も現状では不明。
・子供なので(成長がある分)、程度は不明。
・でも正常はないです。(結構キッパリ)
・ダメージを受けた部位、年齢、回復力、環境など、個人によって予後はバラバラ。
・様子を見守っていくしかない。

ある程度覚悟はしていたが・・・やはりショックだった。
そんな雰囲気を察してか、ある症例の話もしてくれた。
それはリンリンと同じ年齢で、同じ脳症(2相性)にかかった子の症例だった。
個人を特定する情報は当然一切無しだが、MRIの画像だけ見せてもらった。

まず脳症を発症し、脳へのダメージがある時の画像。
それは左脳全体と右脳の一部を、白い雲(影)が覆っている画像だった。
モチロン白い雲(影)は炎症反応が出ているトコロ。
リンリンと比べると、白い雲(影)はかなり大きい。
シロウト目で見ても、かなりヒドイ感じだった。

次に現在の画像(現在は小学生低学年らしい)。
正直、画像を見た時、トリハダが立った。
良くTVなどで「奇跡の~~~」なんて番組を見るが、目の前でそういう画像を見ると、スゴイ!というか、感動!というか・・・(表現力なくてスンマセン)。
とにかく言葉では言い表されない モノ がその場にはあった。

画像の左脳は、委縮してかなり小さい。
主治医曰く、ホトンド機能してないとのこと。
しかし右脳はどうだ!
右脳が脳内の3分の2を超える範囲で、肥大化しているじゃないか!!!
フツウ、中央から左脳・右脳に2分の1ずつに分かれている。
でもその右脳は、委縮してしまった左脳を補うかのように、大きく発達していた。
※現在その子は、右半身に麻痺が残るものの、普通の学校(普通クラス)に通っているそうだ。



不自然な画像だったが、改めて人間のスゴさを思い知った。
説明を受け、ショックだったのも事実だが、希望を感じたのも事実だ。
何だか複雑な心境だったけど、リンリンを信じて、成長を助けて、見守っていくしかない!と強く感じた!!!

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